
なぜ、バスルーム用ヒーターを「厳しい環境」に置くのか? 正直に言えば、バスルームは電子機器にとって過酷な環境です。熱いシャワーから出る大量の蒸気や、時々飛び散る水滴のせいで、まるで沼地のような状態になります。 製品のパッケージに「IPX4」と書かれているのを見ると、専門用語のように思えます。しかし実際には、それは数年間正常に動作するヒーターと、設置して6ヶ月で壊れてしまうヒーターとの違いを意味しています。
湿度の問題
製品がどれくらい持つかを推測するのは好きではありません。そのため、湿った高温環境での耐久試験を行います。つまり、ヒーターを高湿度で高温の部屋に入れて、数週間で何年分もの劣化を再現するのです。 その理由は、水分がとても悪質だからです。水分は密封部分のわずかな隙間から侵入してきます。一度回路やランプの端子に到達すると、状況は悪化します。酸化が起こり、電気抵抗が上昇し、端子が過熱します。そして、絶縁体が溶けて、最終的にはヒーター全体が壊れてしまいます。 私たちは、自分たちのヒーターをラボで壊す方が、あなたの家の天井でヒーターが壊れるよりはましだと思っています。
「熱衝撃」に対処する
防水性を保つのは一つの方法ですが、熱はさらに別のストレス要因をもたらします。 考えてみてください。赤外線ランプが冷たくて湿った部屋に置かれているとします。この大きな温度差によって、材料が急速に膨張したり収縮したりします。これは常に続く力のバランスゲームです。もしシール部分が適切でなければ、圧力によって割れてしまいます。だからこそ、私たちは撥水コーティングや使用する材料にこだわるのです。それらは、そのような状況に耐えられるほど強固でなければなりません。
バランスの取り方
「単純に全体をプラスチックで覆えばいいのでは?」と思うかもしれません。 しかし、問題があります。もし水を完全に防ぐために過度に密封してしまうと、熱が逃げ場を失います。内部の配線が焼けてしまい、ちょうど温まろうとした瞬間に安全性のスイッチが作動して停止してしまいます。 これは微妙なバランスが必要です。私たちは、少しでも空気が入れ替わるようにしつつ、水滴が一滴も入らないようにする方法を考えるのに多くの時間を費やしています。これはヒーターを作るのに簡単な方法ではありませんが、必要な時に実際に使えるようにする唯一の方法です。